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睡眠時無呼吸症候群の診断

2019年9月24日

SASの検査はまず「簡易検査」から。
自宅で簡単な検査機器をセットして
眠るだけ!と~っても簡単です!

SASの診断に用いられる主な検査法は、ご自宅で行う「簡易検査」と、入院して行う「終夜睡眠ポリグラフ(PSG)」です。
「簡易検査」は、鼻で呼吸の状態をチェックする「フローセンサー」と体内の酸素濃度をチェックする「SpO2センサー」を寝る前にご自身で装着し、眠っている間に検査します。ご自宅で手軽に検査できることが一番の利点です。

「終夜睡眠ポリグラフ(PSG)」は、睡眠中の脳波もチェックします。脳波をみることで正確な睡眠時間が測定できるため、睡眠時間当たりの「無呼吸」や「低呼吸」の正確な計測が可能となります。また、脳波から睡眠の状態を判定することが出来るため、合わせて睡眠の「質」も評価することが可能です。しかし「終夜睡眠ポリグラフ(PSG)」は1泊の入院が必要になるため、患者さんの負担が増加します。ですので、まずは「簡易検査」を受けてみることをお勧めします。
「簡易検査」でも、中等症~重症のSASの診断では、「終夜睡眠ポリグラフ(PSG)」と高い相関性をもって診断が出来るとされており、米国では医療経済事情も反映して、「簡易検査」は「終夜睡眠ポリグラフ(PSG)」と同等に扱われています。当院では「簡易検査」を行えます。簡易検査は、ご自宅で簡単な検査機器をセットして眠るだけ!私自身も行いましたが、非常に簡単な検査です。当院は日曜も診察可能です。お気軽にご来院ください!