肛門外科について
多くの疾患で、お薬のみによる治療が可能です
おしりに関する病気は、いぼ痔、切れ痔、肛門ポリープなど様々ですが、多くの場合、お薬のみによる治療が可能です。
当院の院長はこれまでに、数千人のお尻を診察してきた専門家です。
「自分の症状の原因は?」「どんな風におしりを見られるんだろう?」など疑問や不安もあるとは思いますが、安心してお任せ頂ければと思います。
こんな場合はご相談ください
- ズキズキ痛む
- 排便困難
- 出血
- かゆみ
- 臭いがある
- 排便時の痛み
- いぼがある
- 膿が出てくる
- 発熱
- 下腹部の腫れ
- 便秘 など
いぼ痔
痔の中で最も多いのがいぼ痔です。
いぼ痔は医学用語では「痔核」と呼び、直腸と肛門の境界より内側のいぼ痔を「内痔核」、外側のいぼ痔を「外痔核」といいます。
血管の集まりが、うっ血してふくれたり、支える組織が弱くなり肛門の外に飛びだしたりします。
いぼ痔になると、排便時に出血する、痛みが伴う、便が残っている感じがするなどの症状が現れます。
切れ痔
切れ痔は女性に多い痔で、便秘で強くいきんだり、逆に便が勢いよく出ることによって、肛門の出口付近の皮膚が切れ、切れ痔になります。
排便時に激しい痛みを伴ったり、出血をするなどの症状が現れます。排便するときに痛むためトイレを我慢しがちですが、そうすることでますます便が硬くなり、傷が悪化して慢性化することがありますので注意してください。
痔ろう(肛門周囲膿瘍)
肛門には、肛門陰窩という小さなくぼみがあり、下痢をしている時に細菌が侵入しやすくなります。
細菌に感染すると肛門の周りに膿がたまった状態、肛門周囲膿瘍になる場合があり得ます。肛門周囲膿瘍の治癒後に、細菌の通り道がトンネルとして残る場合があり、痔ろうとなります。
肛門の動きを調整する筋力が強い男性にやや多い傾向がありますが、女性の方も少なくありません。
直腸脱
直腸脱は、肛門の奥にある直腸が肛門の外に出てしまう状態のことで、女性や高齢者に多く発症します。加齢や便秘、妊娠・出産の影響で直腸を支えている筋肉が弱くなることが原因です。
また、女性は同時に子宮脱を伴うこともありますので注意が必要です。
肛門ポリープ
肛門内にできるポリープで、慢性化した切れ痔や内痔核の脱出が繰り返されることによってできると言われています。
米粒大から親指くらいの大きさになるものまで大きさや形も様々で、大きくなってしまった場合には肛門の外に出ることもあります。
違和感やかゆみといった症状が現れます。