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睡眠時無呼吸症候群 SAS

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

たかがいびき!?
いえいえ、
されど「いびき」なんです。

SAS は、睡眠中に大きな「いびき」とともに何度も呼吸が止まる病気です。
医学的には、10秒以上呼吸が止まる「無呼吸」や、呼吸が弱くなる「低呼吸」が、1 時間あたり 5 回以上繰り返される場合にSASと定義されています。

2003年、山陽新幹線運転士の居眠り事故を契機に、SASは広く世間に知られるようになりました。
この事故は約800名の乗客を乗せた新幹線が、運転士が眠ったまま時速270kmで8分間走行し、岡山駅の100m手前で自動列車制御装置によって停車して事なきを得た、というものでした。
運転士は車掌が揺り起こすまで熟睡しており、後にSASと診断されました。
日本では現在300万人以上のSAS患者さんがいると推定されており、男性では働き盛りの40、50 歳代の方が全体の半数以上を占め、女性では閉経後に増加すると言われています。

しかし、その中で実際に治療を開始している人は約2割と非常に少なく、これはSASが睡眠中に起こるため、その存在に気づきにくいことが原因と考えられています。
しかし、SASを放置した場合、命に関わる可能性もあります。「無呼吸」や「低呼吸」による低酸素状態が続くことで心臓や血管に大きな負担がかかり、「高血圧」「不整脈」「動脈硬化」から、場合によっては「心筋梗塞」や「脳梗塞」を発症するからです。

また、低酸素状態と睡眠不足の影響で、糖の代謝にかかわる「インスリン」の働きを悪化させ、「糖尿病」の発症にも関わっていると言われています。
「脂質異常症」との関連も報告されており、SASが生活習慣病の発症に深く関与していると考えられています。
「無呼吸」や「低呼吸」によって低酸素状態になると、脳が目覚め、呼吸が再開します。
睡眠中にこのような状態が繰り返されると熟睡できず、睡眠時間は十分に足りていても「睡眠不足」となります。

そのため「日中の強い眠気」「倦怠感」「集中力の欠如」「記憶力の低下」「気分の落ち込み」などの症状があらわれ、仕事や勉強がはかどらないなど、作業効率の低下や性格の変化をきたすことがあります。
SASでは健常者の約7倍交通事故を起こしやすいとも報告されており、重度のSASでは、免許の拒否・保留・取り消しまたは停止の対象とされています。

このように、SASは日常生活に支障をきたし、健康障害を引き起こすだけでなく、公共の安全性にも影響を与える重大な病気です。
しかしSASは、早期に発見し適切に治療を行えば、生活の質が改善し、健康障害も予防することが出来るのです。
「眠気」や「だるさ」などのSASを疑う症状が気になる方、あるいは、「生活習慣病」が気になる方は、ぜひ当院で簡易検査を行ってみて下さい。
もしかすると、それらの症状や生活習慣病は、SASが原因かもしれませんよ!?簡易検査は、ご自宅で簡単な検査機器をセットして眠るだけ!私自身も行いましたが、非常に簡単な検査です。
当院は日曜も診察可能です。お気軽にご来院ください!

睡眠時無呼吸症候群の原因

SASの原因、1位は肥満。
でも痩せてる人でもSASは発症する?!

睡眠中に「無呼吸」や「低呼吸」となるのは、空気の通り道である気道が塞がってしまうからです。
では、なぜ気道は塞がってしまうのでしょうか?
その原因は下記の通り多岐にわたりますが、重要な原因の1つは「肥満」です。
「肥満」になると、のどに脂肪が蓄積します。睡眠時に仰向けになると、のどの脂肪が重力で気道を圧迫し、気道が狭くなります。
この狭くなった気道を空気が通るたびに大きな「いびき」が起こって「低呼吸」となり、気道が完全に塞がれてしまうと「無呼吸」となるのです。
実際に「肥満」はSAS患者さん全体の60%以上に認められ、正常体重のヒトと比較して約4倍SASを発症しやすいと言われています。

ただし、SASは「肥満」の人だけに認められる病気ではありません。
日本人は一般的に「下あごが小さい、後退している」という方が多いため、痩せているヒトでもSASを発症する場合があります。
また「扁桃腺が大きい」などがあれば、気道が狭くなりやすいためSASの原因となります。その他、筋力の衰えた高齢者の方でもSASは起こりやすくなります。
SASの危険因子は下記の通りです。当てはまる方は、ぜひ当院で簡易検査を受けてみて下さい。
もしかするとSASが見つかるかもしれません。でもご安心ください。
SASは治療可能な疾患です。早期発見・早期治療で生活習慣病の原因となるSASを改善しましょう!当院は日曜も診察可能です。お気軽にご来院ください!

SASの危険因子

  • 肥満
  • 首が太い
    (男性43cm以上、女性38cm以上)
  • 中年
  • 男性
  • 家族歴
    (ご家族や身内の方で、
    いびきや無呼吸があるヒト)
  • 寝酒
  • 睡眠薬
  • タバコ
  • 鼻閉

SASの症状

  • 大きないびき
  • 無呼吸
  • 口やのどの渇き
  • 日中の眠気
  • だるさ
  • 熟睡できない
  • 起床時に頭が痛い
  • 不眠
  • 夜間頻尿
  • 慢性的な疲労感
  • 集中力の低下
  • 記憶力の低下
  • インポテンツ(ED)

「いびき」「眠気」「だるさ」は、
SASのサインかもしれませんよ!?

日中の眠気やだるさでお悩みでは
ありませんか?

SASの特徴的な症状を挙げてみました。
ただし、「いびき」や「無呼吸」などは、なかなか本人は気づかず、家族やパートナーに指摘されることが多いようです。
睡眠時に起こる無呼吸のために睡眠は断片化し、障害されることで、「日中の眠気」「だるさ」の原因となり、会議中や運転中の「居眠り」を引き起こします。起床時も熟睡感がないため「睡眠不足」となりますが、むしろ睡眠時間は正常のヒトよりも長いことも多々あります。
「集中力や記憶力が低下」すると、成績の悪化や作業能力の低下をきたします。
また、イライラすることも多く、「性格が変化した」と誤解されることもあります。「認知症」と間違えられることもあり、中年の女性ではその傾向が強いとされています。

下記のセルフチェックを行ってみましょう!一つでも「はい」があれば、SAS、あるいはSASのリスクがあります。
でもご安心ください。SASは治療可能な疾患です。
まずは当院で簡易検査を行ってみましょう!
簡易検査は、ご自宅で簡単な検査機器をセットして眠るだけ!私自身も行いましたが、非常に簡単な検査です。
当院は日曜も診察可能です。お気軽にご来院ください!

セルフチェック

  • Q1

    いびきをかきますか?

  • Q2

    睡眠中に「呼吸が止まっていた」と指摘されたことがありますか?

  • Q3

    日中、眠くなることがありますか?

  • Q4

    起床時、疲れが残っていると感じますか?

  • Q5

    起床時、頭が重く感じたり、頭痛を認めることがありますか?

  • Q6

    体重が増えてきていますか?

  • Q7

    メタボリックシンドロームと言われたことはありますか?

  • Q8

    高血圧症、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を指摘されたことがありますか?

睡眠時無呼吸症候群の診断

SASの検査はまず「簡易検査」から。
自宅で簡単な検査機器をセットして
眠るだけ!と~っても簡単です!

SASの診断に用いられる主な検査法は、ご自宅で行う「簡易検査」と、入院して行う「終夜睡眠ポリグラフ(PSG)」です。
「簡易検査」は、鼻で呼吸の状態をチェックする「フローセンサー」と体内の酸素濃度をチェックする「SpO2センサー」を寝る前にご自身で装着し、眠っている間に検査します。ご自宅で手軽に検査できることが一番の利点です。

「終夜睡眠ポリグラフ(PSG)」は、睡眠中の脳波もチェックします。脳波をみることで正確な睡眠時間が測定できるため、睡眠時間当たりの「無呼吸」や「低呼吸」の正確な計測が可能となります。また、脳波から睡眠の状態を判定することが出来るため、合わせて睡眠の「質」も評価することが可能です。しかし「終夜睡眠ポリグラフ(PSG)」は1泊の入院が必要になるため、患者さんの負担が増加します。ですので、まずは「簡易検査」を受けてみることをお勧めします。
「簡易検査」でも、中等症~重症のSASの診断では、「終夜睡眠ポリグラフ(PSG)」と高い相関性をもって診断が出来るとされており、米国では医療経済事情も反映して、「簡易検査」は「終夜睡眠ポリグラフ(PSG)」と同等に扱われています。当院では「簡易検査」を行えます。簡易検査は、ご自宅で簡単な検査機器をセットして眠るだけ!私自身も行いましたが、非常に簡単な検査です。当院は日曜も診察可能です。お気軽にご来院ください!

睡眠時無呼吸症候群の治療

風邪を引けば風邪薬、高血圧なら降圧剤。
それならSASは、なに薬!?

SASを治療すると、日中の「眠気」や「倦怠感」などの症状を改善できるだけでなく、SASによる合併症を予防したり改善したりすることが可能です。しかしその治療法は、高血圧症や糖尿病などのように、単に薬を服用するわけではありません。また、治療法には様々な種類があり、SASの症状や重症度に応じた治療が必要になります。

治療方法

マウスピース

SASが軽症から中等症の場合には、主に「マウスピース」が用いられます。睡眠時に装着すると、下あごを前方に引き出す効果があり、気道を広げ「無呼吸」や「低呼吸」を改善します。「マウスピース」を作成するためには、まずは「簡易検査」を行い、「マウスピース」の適応があるかどうかを判断します。適応ありとなれば、「マウスピース」を作成可能な歯医者さんで作成してもらいます。

シーパップ(CPAP)療法

SASが中等症から重症の場合には、主に「シーパップ(CPAP)療法」が行われます。「シーパップ(CPAP)療法」では、睡眠中、鼻に装着したマスクから適切な圧力をかけた空気を送り込むこと(持続陽圧呼吸)で気道を確実に広げ、「無呼吸」や「低呼吸」を改善します。CPAP療法を始めた多くの患者さんが、よく眠れるようになった、日中の眠気がなくなったなど、劇的な効果を実感されています。この治療法は、治療効果と安全性が十分に検証された治療法であり、現在SASの主たる治療法となっています。
このように、「シーパップ(CPAP)療法」には高い効果が認められますが、気道が狭くなることを根本的に解決するものではありません。したがって、外来通院による治療の継続が必須となります。
当院ではSASに対して「シーパップ(CPAP)療法」を行っております。働き盛りのお父さん、お母さん。平日はお仕事でお忙しいことと思います。当院は日曜も診察可能です。休日の空いた時間に、ぜひお気軽にご来院ください!

その他、SASの治療では、手術が行われる場合もあります。最も一般的な手術は、口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP)で、この手術では、口蓋垂、口蓋扁桃、軟口蓋の一部を切除して気道を広げます。SASの約50%の患者さんで有効と報告されていますが、術後の再発や合併症の可能性もあるため、その適応の判断には十分な術前評価が必要となります。

このように、SASの治療には様々な方法がありますが、大切なことは、治療とともに「生活習慣の改善」を行う、ということです。「減量」「禁煙」「就寝前の飲酒習慣」等がSASの一因となります。思い当たる節がある方は、もしかすると、それらをを改善させれば、SASが改善するかもしれません。