地域の健康寿命に貢献したい・・・
骨粗しょう症の治療に
力を入れています!
骨粗しょう症の治療は、食事療法、運動療法といった生活習慣の改善と、薬物による治療を組み合わせて行われることが一般的で、どれも非常に重要な治療法です。
食事療法
まずはカルシウムをしっかり摂取しましょう。カルシウムは骨を造っている栄養素で、「骨粗しょう症」の予防や治療には欠かせません。カルシウムは、成人男性では1日に650~800mg、成人女性では600mgを摂取することが推奨されています。さらに、丈夫な骨を保つためには、この量に約100mgを上乗せした量の摂取が推奨されています。
カルシウムの摂取法には、カルシウム薬やサプリメントなどもありますが、出来るだけ食品から摂取することが勧められています。
カルシウム以外には、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、骨を造るのに重要なビタミンKを多く含む食品を摂取することも大切です。ただし、どれも摂り過ぎはいけません。野菜や果物、タンパク質など、様々な食品をバランスよく摂取することが最も大切です。
運動療法
運動による適度な刺激により、骨量を増やす効果が期待できます。1日30分程度のウォーキングから始めてみましょう。無理にスピードを上げる必要はありません。会話が出来る程度のスピードで歩きましょう。
また、バランス運動やストレッチなどを行うことで、骨折の原因となる転倒の危険性を減らせることも分かってきています。
ただし、背中や腰、膝などに痛みなどの症状がある方は、無理のない範囲で行うことを心掛けましょう。
薬物療法
「骨粗しょう症」が原因で骨折してしまったり、骨密度が基準値以下の場合には、骨粗しょう症治療薬による治療が必要です。骨粗しょう症治療薬には、骨が壊れるのを防ぐ薬「骨吸収抑制剤」と、骨を造る薬「骨形成促進剤」、そしてカルシウム薬や活性型ビタミンD3薬のような、「その他の薬剤」が用いられます。それぞれの薬には適応がありますので、薬の選択は医師の判断に任せましょう。