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睡眠時無呼吸症候群の原因

2019年9月24日

SASの原因、1位は肥満。
でも痩せてる人でもSASは発症する?!

睡眠中に「無呼吸」や「低呼吸」となるのは、空気の通り道である気道が塞がってしまうからです。
では、なぜ気道は塞がってしまうのでしょうか?
その原因は下記の通り多岐にわたりますが、重要な原因の1つは「肥満」です。
「肥満」になると、のどに脂肪が蓄積します。睡眠時に仰向けになると、のどの脂肪が重力で気道を圧迫し、気道が狭くなります。
この狭くなった気道を空気が通るたびに大きな「いびき」が起こって「低呼吸」となり、気道が完全に塞がれてしまうと「無呼吸」となるのです。
実際に「肥満」はSAS患者さん全体の60%以上に認められ、正常体重のヒトと比較して約4倍SASを発症しやすいと言われています。

ただし、SASは「肥満」の人だけに認められる病気ではありません。
日本人は一般的に「下あごが小さい、後退している」という方が多いため、痩せているヒトでもSASを発症する場合があります。
また「扁桃腺が大きい」などがあれば、気道が狭くなりやすいためSASの原因となります。その他、筋力の衰えた高齢者の方でもSASは起こりやすくなります。
SASの危険因子は下記の通りです。当てはまる方は、ぜひ当院で簡易検査を受けてみて下さい。
もしかするとSASが見つかるかもしれません。でもご安心ください。
SASは治療可能な疾患です。早期発見・早期治療で生活習慣病の原因となるSASを改善しましょう!当院は日曜も診察可能です。お気軽にご来院ください!

SASの危険因子

  • 肥満
  • 首が太い
    (男性43cm以上、女性38cm以上)
  • 中年
  • 男性
  • 家族歴
    (ご家族や身内の方で、
    いびきや無呼吸があるヒト)
  • 寝酒
  • 睡眠薬
  • タバコ
  • 鼻閉

SASの症状

  • 大きないびき
  • 無呼吸
  • 口やのどの渇き
  • 日中の眠気
  • だるさ
  • 熟睡できない
  • 起床時に頭が痛い
  • 不眠
  • 夜間頻尿
  • 慢性的な疲労感
  • 集中力の低下
  • 記憶力の低下
  • インポテンツ(ED)

「いびき」「眠気」「だるさ」は、
SASのサインかもしれませんよ!?

日中の眠気やだるさでお悩みでは
ありませんか?

SASの特徴的な症状を挙げてみました。
ただし、「いびき」や「無呼吸」などは、なかなか本人は気づかず、家族やパートナーに指摘されることが多いようです。
睡眠時に起こる無呼吸のために睡眠は断片化し、障害されることで、「日中の眠気」「だるさ」の原因となり、会議中や運転中の「居眠り」を引き起こします。起床時も熟睡感がないため「睡眠不足」となりますが、むしろ睡眠時間は正常のヒトよりも長いことも多々あります。
「集中力や記憶力が低下」すると、成績の悪化や作業能力の低下をきたします。
また、イライラすることも多く、「性格が変化した」と誤解されることもあります。「認知症」と間違えられることもあり、中年の女性ではその傾向が強いとされています。

下記のセルフチェックを行ってみましょう!一つでも「はい」があれば、SAS、あるいはSASのリスクがあります。
でもご安心ください。SASは治療可能な疾患です。
まずは当院で簡易検査を行ってみましょう!
簡易検査は、ご自宅で簡単な検査機器をセットして眠るだけ!私自身も行いましたが、非常に簡単な検査です。
当院は日曜も診察可能です。お気軽にご来院ください!

セルフチェック

  • Q1

    いびきをかきますか?

  • Q2

    睡眠中に「呼吸が止まっていた」と指摘されたことがありますか?

  • Q3

    日中、眠くなることがありますか?

  • Q4

    起床時、疲れが残っていると感じますか?

  • Q5

    起床時、頭が重く感じたり、頭痛を認めることがありますか?

  • Q6

    体重が増えてきていますか?

  • Q7

    メタボリックシンドロームと言われたことはありますか?

  • Q8

    高血圧症、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を指摘されたことがありますか?