SASの原因、1位は肥満。
でも痩せてる人でもSASは発症する?!
睡眠中に「無呼吸」や「低呼吸」となるのは、空気の通り道である気道が塞がってしまうからです。
では、なぜ気道は塞がってしまうのでしょうか?
その原因は下記の通り多岐にわたりますが、重要な原因の1つは「肥満」です。
「肥満」になると、のどに脂肪が蓄積します。睡眠時に仰向けになると、のどの脂肪が重力で気道を圧迫し、気道が狭くなります。
この狭くなった気道を空気が通るたびに大きな「いびき」が起こって「低呼吸」となり、気道が完全に塞がれてしまうと「無呼吸」となるのです。
実際に「肥満」はSAS患者さん全体の60%以上に認められ、正常体重のヒトと比較して約4倍SASを発症しやすいと言われています。
ただし、SASは「肥満」の人だけに認められる病気ではありません。
日本人は一般的に「下あごが小さい、後退している」という方が多いため、痩せているヒトでもSASを発症する場合があります。
また「扁桃腺が大きい」などがあれば、気道が狭くなりやすいためSASの原因となります。その他、筋力の衰えた高齢者の方でもSASは起こりやすくなります。
SASの危険因子は下記の通りです。当てはまる方は、ぜひ当院で簡易検査を受けてみて下さい。
もしかするとSASが見つかるかもしれません。でもご安心ください。
SASは治療可能な疾患です。早期発見・早期治療で生活習慣病の原因となるSASを改善しましょう!当院は日曜も診察可能です。お気軽にご来院ください!
SASの危険因子
- 肥満
- 首が太い
(男性43cm以上、女性38cm以上) - 中年
- 男性
- 家族歴
(ご家族や身内の方で、
いびきや無呼吸があるヒト) - 寝酒
- 睡眠薬
- タバコ
- 鼻閉
SASの症状
- 大きないびき
- 無呼吸
- 口やのどの渇き
- 日中の眠気
- だるさ
- 熟睡できない
- 起床時に頭が痛い
- 不眠
- 夜間頻尿
- 慢性的な疲労感
- 集中力の低下
- 記憶力の低下
- インポテンツ(ED)
「いびき」「眠気」「だるさ」は、
SASのサインかもしれませんよ!?
日中の眠気やだるさでお悩みでは
ありませんか?
SASの特徴的な症状を挙げてみました。
ただし、「いびき」や「無呼吸」などは、なかなか本人は気づかず、家族やパートナーに指摘されることが多いようです。
睡眠時に起こる無呼吸のために睡眠は断片化し、障害されることで、「日中の眠気」「だるさ」の原因となり、会議中や運転中の「居眠り」を引き起こします。起床時も熟睡感がないため「睡眠不足」となりますが、むしろ睡眠時間は正常のヒトよりも長いことも多々あります。
「集中力や記憶力が低下」すると、成績の悪化や作業能力の低下をきたします。
また、イライラすることも多く、「性格が変化した」と誤解されることもあります。「認知症」と間違えられることもあり、中年の女性ではその傾向が強いとされています。
下記のセルフチェックを行ってみましょう!一つでも「はい」があれば、SAS、あるいはSASのリスクがあります。
でもご安心ください。SASは治療可能な疾患です。
まずは当院で簡易検査を行ってみましょう!
簡易検査は、ご自宅で簡単な検査機器をセットして眠るだけ!私自身も行いましたが、非常に簡単な検査です。
当院は日曜も診察可能です。お気軽にご来院ください!
セルフチェック
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Q1
いびきをかきますか?
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Q2
睡眠中に「呼吸が止まっていた」と指摘されたことがありますか?
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Q3
日中、眠くなることがありますか?
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Q4
起床時、疲れが残っていると感じますか?
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Q5
起床時、頭が重く感じたり、頭痛を認めることがありますか?
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Q6
体重が増えてきていますか?
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Q7
メタボリックシンドロームと言われたことはありますか?
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Q8
高血圧症、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を指摘されたことがありますか?